ピアジオ チャオ(モペッド)を手に入れて全塗装しました
ピアジオ(piaggio)っていうベスパとかつくってるイタリアのバイクメーカーがあって、そのメーカーのチャオ(ciao)っていうバイクを買いました。バイクなのに自転車みたいにペダルがついてて、エンジン始動の時はペダルを漕ぐっていう、変なバイクです。モペッド(moped)っていうジャンルらしい。
前の職場の一緒の部署で仕事をしてた戦友が、かなりのディープなバイクマニアで、その戦友から1万円という破格で売ってもらいました。
もう完成形の写真を出しちゃうんですけど、こうなりました。
家の近所の八女大茶園にて撮影。イタリアの風、感じるよ。
全部バラバラにして塗装しました。もう二度とやりたくない。
塗装はアスペンラッカーのシルバーグレーっていう缶スプレーで塗装してるんですけど、普通に白にしか見えませんね。純正色で白があるんで、せっかくならもっと違う色にすればよかったな、、、
けどマットのクリアをふいてるんで、実際見るとちょっと雰囲気は違うはず。
タンクにはお得意のテキトーステンシルをシュシュっと。
クリアファイルがあれば作れるっていうお手軽さなんで、おススメです。
元の姿はこんな感じでした。(息子が中国雑技団みたいな感じで乗ってる)
メッキ個所にサビが来てたり、雨水が溜まりやすいところが腐食してたりはあったんですけど、エンジン回りはめっちゃいい感じでした。
バラシてみると分かるんですけど、すごい収まりのいい設計というか、とにかく最小限でコンパクトにっていう感じの設計で関心します。
キャブとかシンプルすぎて笑いました。
左の奴がエアフィルターなんですけど、茶こしみたいなのが入ってるだけなんですよ。
絶対これスポンジみたいなやつが入ってるべきだろ、と思って調べてみたけどこれで正解らしい。その潔さよし。
これは今後チャオをバラすかもしれない、どこかの仲間に伝えたいことなんですけど。ウインカーを固定してるとこ、めっちゃ固いよな。こういう感じで、ホースバンドとゴムシートを組み合わせて締め上げたうえで、モンキーレンチとかで緩めると楽だよ。
あとフロントサスを取り付けるとき、めっちゃ大変だよな。こういう感じでタイラップで締め上げてバネを縮めた状態で取り付けるとめっちゃ楽だよ。めげるな。
あの日の自分に伝えたかったメッセージでした。誰かの役に立ってくれたら成仏できる。
純正のタイヤサイズは2.0-17 なんですけど、リアタイヤは2.25-17のタイヤに交換してみました。フェンダーとのクリアランスはぎりぎりですね。
ホントはもっと凶悪そうなオフタイヤを履かせたかったんですけど、クリアランス的にちょっとオフっぽいぐらいのタイヤになりました。
フロントはクリアランスの制約がないんで、凶悪なタイヤを履かせるつもりです。
(私有地、庭で撮影)
ベトナムで買ったシャツがめっちゃ合う。
こんな感じで乗りこなしていきたいと思います。
ベルトの交換とキャブのクリーニングをしたのがよかったのか、買ったときよりも最高速が伸びたし加速が鋭くなった。(といっても国産の2stスクーターの方が100倍くらい速い)
乗ってるときにめっちゃ見られるし、エンジンをかけるときにペダルを漕ぐのがめっちゃシュールだし、上り坂では漕いでアシストしてあげないといけないし、エンジンの振動でお尻がかゆくなるし、、、、、ほんと最高のバイクです。
デメリットがすべて可愛く思えてしまう点に関しては、昔乗っていた日産のPAOを思いだします。
車体が40kg程度とすごい軽くて扱いやすいのも魅力です。MTBみたいにタイヤロックさせて遊んだり、ちょっとしたギャップで少し飛んだり、ウイリーしたり、そんな楽しみ方ができます。
ちょっとした林道とか行くのもいいな。今度やってみよう。
僕が高専の機械化出身なんですけど、今までまともにバイクをいじったことがなくて、学生時代にリトルカブをカスタムしよう!って思ってやり始めたけど、途中で挫折しちゃったっていう悔しい思い出があるんですよ。なんとなくそれが自分の中でモヤっと残ってたんですけど、今回ピアジオ チャオの全バラシand全塗装をやり遂げることができて、そのモヤっとが10年ごしに解消されました。
オレはバイクをいじれるんだぞ!しかもイタリア車だ!!(半分チャリみたいなもんだけど)
腐食したところをパテ埋めしたり、塗装のために全部サンディングしたり、ほかにもいろんなトラブルは起きて死ぬほどめんどくさかったけど、やってよかった。
パーツもめっちゃ安く手に入るんで、これからもちょいちょいイジっていきます。MTB乗りっぽいカスタムをしていけたらいいな。
とにかく一家に一台、ピアジオ チャオ。おススメですって話でした。